ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3 感想
さらばガーディアンズ。
最近のMCU作品の中ではトップクラス。
相変わらず音楽の使い方が良い。冒頭の「creep」からしてもう最高。らぢおへっど最高。嫌味なくあの陰気な曲を流せるのは凄い。
最後にはお馴染みのあの曲も流れて、至れり尽くせり。
ストーリーも毎度のことながら綺麗にまとまっていて、引っかかったり違和感があったりするポイントが少ない。アレコレ考えず、気楽に見られる。
ここにきて各キャラをさらに掘り下げて描こうとする姿勢もナイス。抜かりない。今作はロケットの物語だったけど、他の連中にも細かくフォロー入ってて流石だった。グルートが過去一頼りになる漢で燻銀だった。ビジュも良い。
ネビュラもかなり人間臭くなってて感無量。ガーディアンズで1番成長したのこの人よね。武装がアイアンマンみたいになってたのも良かった。滅びゆく宇宙船内でトニーと遊んでたもんな…と勝手に行間を読んでしまった。
かなり強い敵をみんなでコテンパンにするラストバトルも良かった。テンポよい暴力の応酬は、チームで連携したから倒せたんだという説得力があった。
「捻った乳首みたいな顔」って罵倒も良いですね。「金玉みたいな顎」に続くスターロードの名パンチライン。
残念ポイント
残念なのはアダム・ウォーロック……。彼があれ以上暴れると話が混線するからああいう扱いにするしかなかったんだと思うけど、前作のあの登場シーンからの今作の活躍はちょっと残念だった。今後どう扱うのか知らないけど、頑張って欲しい。
【シン・仮面ライダー感想】ぼくのかんがえたさいこうのライダー
こんにちは。つめけんと申します。
シン・仮面ライダー感想です。
核心には触れないけど、少々ネタバレありです。
それでは、いってみよう。
戦闘シーン
ショッカーライダーvsダブルライダーが最高だった。画面暗すぎて何がどうなってんねんとは思ったけど、アツいシーンだった。
…とは言ったものの、戦闘シーンのCG部分の何とも言えない出来はちょっと残念。終始パチンコの映像みたいだった。特に1号vs2号のドラゴンボールみたいな戦闘が凄く安っぽかった。最初の乱闘シーンとかは結構良かったし、もっと特撮してほしかった。
途中までは楽しく見られたけど、ラストバトルがやたらモッタリしてるし話としても大変イマイチでガッカリした。
庵野スターシステム
竹野内豊と斎藤工が出てたのが本当に良くなかった。気が散った。
最後に名乗るまでずっと、ウルトラマンと赤坂が出てきたのかと思ってた。ずっと「お前が変身して戦えよ!」と思ってた。
アレ何?
スターシステム?
じゃあ今後「シン・ロボット刑事」とかに池松が出てくるの?主役級の人を別役で使い回すのやめてよ〜。でないと竹野内豊はMCUで言うところのニック・フューリーみたいな役どころなのかと毎回思っちゃうよ。
結局のところ
オマージュがナンボのもんか知らんけど、これは結局、庵野による「オタクのみんな〜僕の考えた最高の仮面ライダー見て〜〜〜!!」という作品でしない。
シンウルトラマンの時も割とその気配はあったけど、今作の方がその色が濃い。良い塩梅ってのを逸脱してたように見えた。
シンシリーズは樋口真嗣とふたりで作ってこそなんだと思わされた。今後どうなるのか知らんけど、庵野と樋口のダブルライダー体制で作ってくれよな。
カーンくんさぁ…【アントマン&ワスプ クアントマニア ネタバレ感想】
量子世界、便利に使われすぎ。
こんにちは。つめけんと申します。
アントマン&ワスプ、ネタバレ感想です。
いってみよう。
気になったところ
散々言われてるだろうけど
終始スターウォーズっぽい。っていうかリトルスターウォーズっぽい。
量子世界の原住民も世界観も設定も、何から何までスターウォーズの惑星っぽい。SF世界観を作ろうとしてスターウォーズに似てしまうことなんてザラにあるだろうし、別にそれが悪いとは言わないけど…ねぇ…?これまでの作品での量子世界の扱いからしてもっとミステリアスなもんだと思ってたから、ちょっと拍子抜けだった。
お母さん、あなたはクソだ
実は量子世界にはとんでもない敵がいて、そいつの戦力を回復させてしまいましたって…お母さんさぁ…そんな世界を揺るがすような大事な話は帰ってきたら真っ先にしようや!アベンジャーズに報告しようや!何年ヒーローやってんの?呆れるね、まったく。
カーンくんさぁ…
サノスに代わる大ボスとしてお出しされたカーンがついにベールを脱ぐんだけど、これがねぇ…イマイチ。
なにが「征服者カーン」だよ。カッコつけちゃって。大仰だよ。
「アリに半殺しにされる者カーン」にした方がいいよ。
mcu内でもそこまで腕っ節が強い方ではないスコットとステゴロのタイマンで互角かやや優勢ってヤバいだろ。腕自慢のハルクをボクシングでコテンパンにしたサノスを見習え。
今後並行世界の彼がすごい力を見せつけてくれたり、大挙して押し寄せてきたりするのかもしれないけど、初登場でアリにやられた事実は覆らないからね?
「ソーに勝ったことがある」だぁ?嘘つけやお前 どうやってソーに勝つんだよ あいつ一応石揃えた状態のサノスを半殺しにする程度には強いぞ アリにも勝てねぇクセに大口叩きやがってよぉ やり口が小物くせーんだよ
あとキミ帽子ダサいよ、ロックマンみたい。
よかったところ
「真面目にやってきたからよ」
しかしこのシリーズのアリはいつも頼りになるなぁ。今作が「アントマンっぽくない」と批判されることは火を見るより明らかだけど、アリが目立ってて人が大きくなったり小さくなったりすればそれはアントマンだと僕は思う。
……まあ正直なところ、今作は今までのアントマンっぽくないとは僕も思うけど、前作より面白かったから全然OKです。前作みたいな無味乾燥などうでもいい話作られるくらいだったら、今作くらいドッカンドッカンやってくれた方が潔くて好感持てる。
デカさは強さ
巨大戦力が小さい奴らをドガーン!とか、騎兵隊が助けに来たぞ〜!者どもかかれ〜!みたいな大味な戦闘が大好きなので、終盤の乱闘は凄い楽しかった。デカさは強さ。アントマンはもっと大きくなって戦うシーン増やしたらいいよ。世界中の誰もが「こんなのアントマンじゃない」とそっぽを向いても、僕だけは褒めると約束しよう。
異常者の見本市【ドンブラザーズ感想】
異常者の見本市
暴太郎戦隊ドンブラザーズとは!
毎話現れる異常者を、さらに異常なレギュラーキャラがどうにかするって話である!
まともな奴がほとんど出てこない。
癖の強すぎるキャラクターたちが織りなす狂気のアンサンブル。
話運びの特色
縦軸の話は、井上敏樹の剛腕に任せた力業で強引にまとめるという、一言で言えば雑な展開が非常に多い。
「中ボスをワンパンするラスボスを主人公がワンパンする」という描写に、ドンブラがどういう作品かってのは集約されている。
話の整合性やカッコいいアクションシーンを求める人は鑑賞に堪えられない。
面白けりゃ細けぇこたぁいいんだよ!と、突然生えてくる設定や未回収の伏線、大雑把な戦闘シーンが平気な、所謂「ライブ感」を受け入れられる人のみが面白がれる作品。
井上脚本作品の例に漏れず、人を選ぶ。好き嫌いハッキリ割れるタイプの物語だったと思う。
完走した感想
全体通して相当面白かったけど、ジロウやムラサメの話、タロウの記憶の話、夏美みほ問題等々は、もうちょっと丁寧に語ってほしかったというのが正直なところ。特にジロウとムラサメは途中から明らかに持て余してる感があって残念だった。
【やや酷評】仮面ライダーBLACK SUN【ネタバレなし感想】
ISSA〜〜〜〜!!!!舗装してくれ〜〜〜〜〜!!!!!!!
全国2億4000万の仮面ライダーファンの皆様こんにちは、つめけんと申します。
ブラックサンの感想をネタバレなしで語る記事でございます。やや酷評なのでご注意ください。
それでは、いってみよう!
思想
正直、娯楽作品に対してあまり思想思想とあげつらうのは好きじゃないんだけど、この作品に関してはあえて言わせてもらう、思想が小うるさい。
最終盤までなんとか看過できるレベルのもんだったのに、最後の最後にデカい屁をかましてくれたなぁという感じ。深読みせずとも、何らかそういうポリティカルな意図を感じずにはいられなかった。
思想を語りたいならご自分でイチから作り上げた作品でどうぞ。
そのために原作付き作品やシリーズもの作品を使うのはやめてほしい。人の褌で相撲感があって卑しい。
というか、思想云々抜きにしても最後の展開はちょっとな〜〜〜〜〜〜それで終わりじゃ物足りないよ。まさに「戦いの意味は?」だよ。光太郎の戦いはなんだったんだよ。創世王はどうしてああいう設定になってしまったんだよ。
グロ描写
あと特筆すべきはグロ描写。個人的には
「グロ目的作品以外でのグロは気が散るから必要ない派」
で、グロを混ぜれば大人向けになるってのは安易な発想だろうと思ってるんだけど、需要も理解してるつもり。
で、そんな僕のジャッジだと、今作のグロレベルは…そこそこ。グロいけどそこまでドキツくはないと言うか、15禁レベル。映画で言うと「ランボー4」くらいのグロさ。これくらいなら全然オッケーです。
1話でカマしとしてグロ描写ドカ盛りにした反動か、その後の話で描写が控えめになった気さえする。
台詞回し
台詞回しが変なところがぼちぼちある。特に、劇中で繰り返される「人の命の重さは〜」みたいなセリフ、良いこと言ったみたいなテンションで言ってるけど全然上手いこと言えてなくて寒い。にもかかわらず何度も何度も何度も何度も言うから嫌になってくる。お〜い!スベってますよ!!
良いところ
良いところもあるにはある。
ライダーや怪人の見た目は嫌いじゃない。
ブラックサン、シャドームーン共にバッタ男の状態が結構カッコよかった。ビルゲニアはちょっと…浮きすぎと言うか、原作リスペクトの仕方間違ってるだろと思ったけど。
最終回のOPが凄く面白かった。急にどうした?我慢できなくなった?って感じが笑えた。単純にカッコよかったし。あとライダーパンチやら手袋ギチギチやらも良かったけど、それらは全て原作のオマージュでしかないってのがなぁ…。
このテープもってないですか?はギャグ作品【ネタバレ感想】
全国2億4000万のホラー好きの皆様、こんにちは。
つめけんと申します。
今回は『このテープもってないですか?』の感想記事です。
あくまで感想であって、考察ではないのでご了承ください。
俺バカだからよォ〜〜〜考察ってあんま好きじゃねぇんだ(億泰)
それではどうぞ。
概要
「このテープもってないですか?」は、最近流行りのフェイクドキュメンタリー作品。モキュメンタリーとも言う。「フェイクドキュメンタリーQ」とか「奥様ッソ」とかが記憶に新しい。
本作は、過去放送されていた懐かしの番組を振り返るというテイストの特番形式で話が進んでいく。
怖さの分析
最初は普通だった番組や登場人物たちが少しずつおかしくなっていくという怖がらせ方の作品。他にも異様な投稿映像を紹介したり、嫌なタイミングでノイズが走ったりと、不穏だなぁという感覚で怖がらせる。
そのおかしくなった人物たちの言動の支離滅裂さがあまりにもシュールで、ややギャグだった。特に最終回は酷いもんだった。
夢の中みたいな会話が延々と続くんだけど、これが恐怖というより「何これ?」感が強く、人によっては爆笑できるレベルだと思う。
ギャグマンガ日和の夢の中に入っていく話(ぼくちゃん探偵の夢推理)を思い出した。あの話の(夢の中の)会話の支離滅裂さの解像度凄いよね。それに近いものを今作にも覚えた。
あれは「ギャグ作品のちょっと怖いエピソード」なんだけど、今作は逆に「ホラー作品のちょっと面白い部分」で、本質的には同じ…なんでしょうかね?(虚空に問う)
画の面白さ
放心したいとうせいこうのアップとか、面白い画がたくさんある。
ゲストのシルエットクイズです!つってベビーカーの姿が浮かび上がった時は、その画力(えぢから)に普通に笑ってしまった。考察ポイントなんだろうけど、普通に面白い。ボーボボみたい。画面端にビュティを設置すればもうボーボボのコマよ、あのシーン。
「ギャグとホラーは紙一重」なんて言うけど、まさにその境界線でゆらゆら揺れる感覚があった。
個人的には2話までの「なんかおかしい」くらいの雰囲気が最も怖いんじゃないかなと思う。最終回のおかしさはちょっとやりすぎというか味がしすぎるというか、やや冷めるところがあった。
オモコロ原宿
制作者のTwitterで「オモコロの原宿に影響を受けて作った」なんて発言が飛び出していたことで、全てに合点がいった。
原宿編集長 ひいてはオモコロというメディアにおいて「ひたすら支離滅裂で脈絡ないことを言い続けて笑いを取ろうとする」という姿勢はそこそこな頻度で見られる。
「シュールを盾に客から逃げるな」という金言が示す通り、この姿勢はだいぶ好みが割れるところだと思うけど、多分一定数、笑いの手法としてそういうのを面白がっている人がいるんだと思う。僕は苦手だけど。
で、それをホラー作品の手法として使うとなると…なるほど不気味だ。
個人ががむしゃらにやっていたことが別ジャンルでそういう昇華のされ方をするのは面白いですなぁ(眼鏡クイッ)。
さいごに
あんま関係ないけど、台詞覚えるの大変そうだなって思った。役者って凄い。
【初投稿】冷やし中華はじめました
こんにちは。
こんにちは!(大声)
全国2億4千万のはてなブログ読者の皆様、はじめまして。
つめけんと申します。
会社員として働きながら、休日はひたすら好きなものの好きなところや嫌いなものの嫌いなところを壁に向かって喋る日々を送っています。
壁が返事をしてくれなくて気が狂いそうなのでブログをはじめました!!!!!!!!1!!1!!!!!111!!!!1!11
このブログにはなんでも思いついたことをつらつらと書いていきたいと思います。
Twitterもnoteも使いこなせてないし、ブログを書くのは10年ぶりくらいだけど、頑張るぜ!応援よろしくな!(鼻の下を人差し指でこすりながら)
ブログ王に俺はなるってばよ!卍解!
ブリッ!(座ったままの姿勢を保ちつつ屁で空中に浮く)
冷やし中華を「冷麺」と記載している飲食店、俺はお前を許さない。